施工マニュアル監修版、設計技術資料が完成しました。
「メタルラス標準施工マニュアル-鉄骨造編-」監修版・「ラスシート施工マニュアル」監修版・「メタルラス及びラスシート下地の設計技術資料(鉄骨造編)」が完成いたしました。
弊社が所属する、ラスシート工業会、近畿メタルラス工業組合、日本建築材料協会の協力を得、JASS15左官工事改定にてご協力頂いた、横浜国立大学の中尾方人先生にマニュアル作成時から主査をお願いし、今回、監修して頂きました公益社団法人大阪府建築士会岡本森廣会長様を始め、一般社団法人日本建築材料協会の両団体からの選出された専門委員の皆様には、確認実験を含め、設計面、法律面、材料面、施工面から各マニュアル、設計においての必要データー、施工管理に必要な資料等のご指導、ご助言を頂き、これら3部の貴重な資料を作成できたことを感謝申し上げ、今後のラスモルタルの適切な施工が行われる事を願いたい。
「メタルラス標準施工マニュアル -鉄骨造編-」のポイント
リブラスは、鉄骨造の左官下地を始め木造通気構法用の下地、耐火被覆下地、コンクリート型枠やコンクリートの打ち継ぎなど用途によってもラスの種類が多い。本編では適切な下地とリブラスの組み合わせによる標準的な施工を、作業者に分かりやすく説明を行った。ラスの原板の厚さとリブ間隔の違いによるリブラスの種類を明確にし、ラスの強度の関係や、左官工事の薄塗り仕上げと厚塗りやタイルなどの重量仕上げとなる場合のリブラスの選定の説明をしている。
メタルラス施工マニュアル(鉄骨造編)2020監修版
「ラスシート施工マニュアル」のポイント
ラスシートは、JASS15左官工事から出荷量が少ない理由から削除されており、木造下地、鉄骨下地、鉄骨造の内装間仕切りに分けて記載する事にした。各下地によりラスシートの張り方向を変える必要があり、標準の下地間隔とラスシートの張り方向の関係を表にまとめた。
ラスシート施工マニュアル2020年監修版
「メタルラス及びラスシート下地の設計技術資料(鉄骨造編)」のポイント
前各マニュアルにあった設計に関する留意点をこの設計技術資料に集約した。
標準施工とは異なる場合の仕様の参考資料として、頭部引抜き試験の結果を参考に各下地とラス留め付けビスのそれぞれの組合せと短期許容引抜き耐力を一覧表にまとめた。
メタルラス及びラスシート下地の設計技術資料(鉄骨造編)2020年監修版