JIS改定のお知らせ

JIS A5505メタルラス が改定されました。

令和2年3月23日 官報 号外55号

主要な改定点

①箇条4(メタルラスの形状・寸法及び各部の名称)および箇条5(種類及び材料)
・新たなメタルラスとして「力骨付きラス」を追加した。

②箇条5(種類及び材料)
・新たな材料として「溶融亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっき」を追加した。
・また,ALCパネル用ラスについては,ALC協会からの委員参加の下で検討を行い,材料の種類として冷間圧延ステンレス鋼板を追加した。

③箇条6(品質)
・力骨付きラスの品質を規定に盛り込んだ。
・力骨付きラス特有の品質として,溶接部の剝離率および力骨溶接部の引張強度を規定した。

④箇条7(材料)
・力骨付きラスに用いる鉄線として,JIS G 3547に規定される亜鉛めっき鉄線を追加した。
・材料に溶融亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっき鋼板を追加したことから,その機械的性質及びめっきの付着量を規定した。

⑤箇条8(試験)
・メタルラス及び材料の追加に伴い,メタルラスごとの試験項目を表14として整理した。
・力骨付きラスの追加に伴い,力骨溶接部の剝離率及び引張強度について,それぞれの試験方法を追加した。なお,附属書A(おもりによる試験方法)についても同様に規定した。
⇒試験方法は,実際に溶接部の引張強度試験を行って決定した。なお,“JASS15左官工事2019”のM-101において力骨付きラスの品質を規定しており,本規格との整合性を確認した。

⑥箇条10(製品の呼び方)
・製品の呼び方に,リブラスA及び力骨付きラスの製品の呼び方を追加した。
・リブラスについては,モルタル等の保持力に影響を及ぼすと考え,リブ幅を製品表示することを規定した。

JISA5505の詳しい内容は日本産業標準調査会のHPにて閲覧が可能です。

https://www.jisc.go.jp